鱒料理いろいろ
半身は皮を取って生食で、半身は燻製にしようと思います。
刺身はやや淡泊で身の締まったサーモン、という感じでした。臭みもまったく無く、結局これがいちばん美味しかった気がします。
酢で一晩締めたものを押し寿司にしてみました。食べ応えあり!
クックパッドで見て気になった、炙りサーモンのバルサミコソースです。うーん期待したほどではなかった。
燻製にとりかかります。今回はチェリーを選びました。amazonで買ったSmoker Tubeに詰めてバーナーで着火し、しばらく燃やしてから炎を吹き消して放置。あとはくすぶり続けてくれるという優れものです。チップの隙間が大きいと途中で消えてしまうので、棒で押し込んでぎっちり詰めます。
燻製器は段ボール製です。総製作費およそ2ドル(笑)
フタの重しに植木鉢を置いてます。
ソミュール液に一晩、燻製器で2時間、さらに冷蔵庫で一晩寝かせました。
ん!美味い!成功!!
もうちょっとだけしっとりさせたかった。燻すのは30分短くても良かったかな。。。
大根、ニンジン、玉ねぎを加えてマリネにしてみました。いい感じにまろやかな味になります。
3/21/2021 Brown trout
先週に続きBurrells Fordにやってきました。今日はキャンプ無しで日帰りです。運動不足解消を兼ねて、先週行けなかった下流のもっと先まで歩いてみることにしました。
キャンプ場を過ぎて川沿いのChattooga River Trailに出ます。トレイル道の目印は日本ではテープが多いですが、アメリカでは木や岩にペンキが塗られています。
この川が州境になっていて、向こう岸はジョージア州です。なおウェーディングの場合はどちらの州のライセンスでも可ですが、釣ったあとライセンスを持っている州の側の岸に上陸しないと違反になるそうです。
少し曇りがちですが陽がさしてきました。今日も水はよく澄んでいます。水温は先週より少し上がっている感じです。
夕ご飯用に塩焼きできるぐらいのが釣れるといいな。。。と思いながら、何カ所か場所替えしながらキャスティングしますが今日はまったくアタリがありません。何度かチェイスは見えるのですが、結局2時間ほどの間にバイトは2回だけでした。うち一回はバラシ、そしてあと一回が
どーん
なんとびっくり、50センチ弱のぼってりとしたブラウントラウトです。成果が出ず2軍落ちしていたラパラのカウントダウンを、あきらめ半分で深みに落としたところを食ってきました。いやー久しぶりにドラグが鳴ってドキドキしました。ネットに入らないので砂浜のような岸にずり上げた途端にフックが外れて大慌てで取り押さえました。
とりあえず半身の1/4ほどを頂きました。お正月に日本で食べて以来、2か月ぶりのお刺身です。あ~うまい!今週の献立は鱒料理をいろいろ堪能したいと思います。
釣りやっててよかった~~
3/13/2021 渓流釣りキャンプ
ようやく春が来ました。夜間の最低気温も10度を上回るようになり、天気予報も「この週末は大丈夫」と言っていたので、久しぶりにキャンプを兼ねて渓流のトラウトを釣りに行くことにしました。
金曜の午後から休みをもらって向かったのは自宅から1時間半ほどのBurrells Fordというキャンプ場です。ここは予約不要でしかも無料で利用でき、年間を通じてトラウトの放流が行われているChattooga川のすぐそばにあり、しかも川沿いのトレイル道を上流・下流に向けそれぞれ5キロ以上歩きながら釣りを楽しむことができる、非常に人気のある場所です。トレイル道の途中にも何カ所かテントを張れる場所があり、シーズンになると駐車場からあふれた車が路駐の列をなすほどです。
夕方まだ明るいうちにテント場に到着、幸い空きスペースが何カ所かあり、寝床を確保することができました。少ししてTM同僚が合流。嬉しいことにビールとステーキ肉を持参してくれました。バックパッキング飯(おかず無し)のつもりで来ていたので、感激です。さっそく火をおこして米を炊き肉を焼きます。あー旨い。旨くないわけがない。塩コショウだけで十分です。日が暮れて良い感じになった焚火を、TM同僚が芸術的写真におさめてくれました。
ふと気が付くと、なにか近くでガサガサと音がします。小動物が落ち葉のうえを動き回っているような。。。 ヘッドランプを向けてみると、動いているのを初めて見ましたアルマジロ!それも4、5匹はいるようです。明かりを向けて近寄っても逃げるでもなく、しばらくマイペースで何かを探し回ったあとガサゴソと奥の林に消えていきました。
翌朝、同僚兼釣り友のK父が合流。K息子も誘ったのですが、「起きんかった」との事。もう9時過ぎてますが。若さですね、羨ましいです。
ここでの渓流釣りの主流はフライです。次いでエサ釣り(コーン、イクラ、コオロギなど)。ルアーは少数派でほぼスピナー、たまにスプーンかミノー。我々3人はK父がフライ、TM同僚がエサ(お魚ソーセージ!)、僕はミノーです。
Chattooga川はBurrells Fordを境に上流側は野生魚、下流側は放流魚が多いと言われています。放流場所が下流側にあり、このキャンプ場の近くに1m弱ほどの魚止めがあるためです。いつも上流側に行っていたので、今回は下流側を試してみたいということもありましたが、今晩のおかずを確保するというのが最大の理由です。
5分ほど下ったところ、少し水深があり流れが緩くなっているところで先ず試してみます。K父はさらに少し下流から釣り上がり、TM同僚はウェーダー無しのため岸からウキ釣り、僕は膝上ウェーダーのため浅瀬に入って広角に投げます。
何投めかで手前までチェイスしてくるのが見えました。同じところを何度か探るとヒット!釣りあがったのはやや尺足らずのニジマスです。早々におかずが確保できたことで一安心です。
今週は晴天が続いたので水位は高くなく、水も澄んでいます。とはいえ水温は未ださほど上がっておらず、しばらくウェーディングしていると足先が冷えてきます。
さらに15分ほど下り、また良い感じで瀬と淀みと巨岩のある場所に出ました。やや下流から上がってきていたK父が良型のニジマスを釣り上げました。それにしても渓の景色にフライフィッシャーというのはとても絵になります。
ミノーにもまた一匹かかりました。これも良型、しかも腹を割ってみるとイクラがあふれ出てきました。僕は今夜もテント泊なので、午後で帰宅するTM同僚に進呈です。翌日、見事なイクラ丼に仕上げてくれていました。
岸からの餌釣りで、それもお魚ソーセージで、釣れるか?と思ってたら見事釣りましたTM同僚。浅瀬なのでやや小ぶりですが、立て続けに4、5匹釣り上げています。すまんTM、そのエサで釣れるとは思ってなかった。貸して(笑)。ウェーディングしてやや深みにヒョイ、と。あ、食った(笑)。これもええ型やん、あータモ忘れてきた、あー外れたー(笑)
戻ってエサを付け直して別の深みでヒョイ、2投目で食ってきました。すごいですソーセージ。試しにパワーベイトもつけてみましたが、何度入れてもまったく食いませんでした。
3時間ほどで切り上げ、5匹をキープしてキャンプ場に戻りました。焚火を起こしてさっそく塩焼きにして美味しく頂き、お二人は帰っていきました。一匹だけ残したのは僕の晩ご飯です。
ここ何か月かは平日も週末も家に引きこもりがちな毎日でしたが、じゅうぶんにリフレッシュすることができました。アメリカの自然の豊かさと、それを手軽に快適に楽しめる環境に感謝せねばなりません。
今日から夏時間です!
11/1/2020 潮時が逆行した件(サワラ敗北編その2)
いつも使っている釣りアプリの潮見表を見ていて、妙なことに気が付きました。
土曜日の満潮が午前8時32分。ということは日曜日の満潮は9時ごろ。。。かと思ったら、午前8時5分。
ん??なんで早くなるの??
きっとアプリの不具合だろうと思い、インターネットのサイトをいくつか覗いてみましたが、やはり同じです。これはどういうことなのか。もしかして大西洋ではこういう現象が起きるのか?いや、たしか月の引力だったよなそれならどこも同じはず。。。いったなぜ???
と、この謎を解明しようと数日間考えていたのですが、あっけなく理由が分かりました。
いわゆる夏時間が今年は10月末で終わって、この日から時計が1時間、後ろに戻るのでした。わはは。何が大西洋じゃ。
というわけで、日の出の時間も1時間早くなって6時半になりました。ややこしいです。ただスマホは自動的に時間を修正してくれるので助かります。
今日は朝から少々風が強く、厳しいコンディションです。食いも渋くて朝からまったくアタリもなかったのですが、満潮を過ぎてしばらくした9時近くになってようやく一匹かかりました。Bluefishです。この魚、アタリは強いのですが足元に寄せるまでほとんど無抵抗なことが多く、あれバレたかなと思ったら岸の手前で急に走り出します。
そのあと急に大雨になりました。もう全身ずぶぬれです。でも10分ほどでやんだあとはカラッと晴れたので、すぐに乾きました。振り向くと綺麗な虹がかかっていました。
それから1時間ほどは時合だったようで、サイズの前後するBluefishがさらに続けて4匹釣れました。歯が鋭い魚なので頻繁にハリスを切られるのですが、今日はサワラ狙いで40ポンドにしてきたので大丈夫でした。それでも一匹釣り上げたら傷だらけになるので交換ですが。
風も強くなってきたし、Blufishの持ち帰りは5匹までの規定なので、これで引き上げることにしました。サワラの姿は今日も見えず、また次回に持ち越しです。
魚種を問わず、規定上限の数を釣り上げることをLimit Catchといいますが、今日は記念すべき初のLimit Catch体験でした。
いろいろ食べてみた
レッドドラムの中華蒸し
初めて釣ったRed Drumは先ず刺身と塩焼きにしてみましたがどちらももう一つ物足りず、クックパッドで「鯛の中華蒸し」を見てピンときたので試してみるとこれが絶品でした。レンジで蒸したものにオイスターソースベースのソースと熱したごま油をかけるだけなので、簡単に10分くらいで出来たわりには本格中華風?です。次回は一匹丸ごとで豪快にいってみたいです。
ヒラメの漬け丼
刺身よりも漬けにしたほうが甘みを感じます。手軽にできるので、在宅勤務のお昼の楽しみになりました。一匹で8食分できます。
サゴシの塩焼き
これもクックパッドで見た「冷蔵庫で塩サバ」の作り方を参考にしてみました。塩分控えめにしたつもりですが、思ったよりしっかりと塩が効いてて、身はほっこりと柔らかく大変美味しくできました。魚焼きグリルがあるともっといいんですが。。。
バッテラ
最後のお楽しみにとっておいたものです。酢と昆布で締めたあと冷凍しておいたサゴシを押し寿司にしました。この味、酸っぱいもの好きの僕にはもうたまりません。押し寿司の型はアメリカのamazonでも売ってました(びっくり)。切るのが少々難しかったですが、やはり以前タッパーで作ったものより断然それっぽい仕上がりです。なかなかのボリュームになりましたが、あっという間に完食でした。
10/24/2020 サワラ(敗北編)
結局クーラーの大きいやつは買いませんでしたが、先週お隣さんが釣ったのを見てしまってはこないわけにはいきません。今日はもうサワラ一本狙いです。いつものように朝6時の開門と同時に駐車場へ向かい、堤防へ向かって歩きます。夏に比べると陽が短くなったので、この時間でもまだ真っ暗です。
今日はいつものキャロライナリグと呼ばれる誘導式と、投げウキ仕掛けの2本で挑みます。いずれもリーダー30ポンド、ワイヤーハリスにサークルフック1/0号の泳がせ釣りです。
朝のうちはベイトが岸に寄ってこず網を打てなかったので、しばらくは先週の残りを冷凍しておいた小魚を使います。生き餌でないとサワラは掛からないよ。。。と言われてましたが仕方ありません。
すると10分も経たないうちに強烈なアタリが来ました。ぐいーんとドラグを鳴らしたあと。。。のっそり重ーいやつです。数分かけて引き寄せると、まあまあなサイズのエイでした。
日が昇ってしばらくするとベイトが少しずつ群れて岸近くを泳ぐようになりました。みんなこぞって網をキャストします。夏よりも一回り大きくなったMulletを20匹ほど確保しました。ここからが本番です。
干潮を過ぎて1、2時間ほどが食いが良いことが多いですが、今日もそんな日でした。
アタリは3度、どれもウキ仕掛けの方でした。1度目は針掛かりせず逃げられ、2度目は風で流れたPEが足元の岩に引っかかって切れてしまうという痛恨のエラー。3度目の正直でようやく釣り上げたのは、50センチほどのSpanish Mackerel(サゴシ)でした。
残念ながらサワラの姿を見ることはないまま、お昼過ぎに切り上げました。岸から狙えるチャンスはあと1か月ほどでしょうか。次回また再挑戦です。
10/17/2020 Red Drumと秋の空
日に日に秋の深まりを感じる今日このごろ、明け方の気温が10度くらいまで落ちる日も出てきました。日中も晴れると暑いくらいではありますが、湿気が無いのでとても爽やかです。
夜明けから満潮までの2時間ほどは、ベイトも見えずアタリもなく静かだったのですが、潮が変わってから動きが出てきました。何度かアタリが出るのですが、合せたとたんに20ポンドのハリスがプツンと簡単に切られます。これはきっとBlue Fishが入ってきていると思われます。
しばらくして置き竿が激しく揺れている、と思ったら隣で釣ってた人が、風で流れて絡まったラインをほどいているところでした。で、ほどき終わって「魚、ついてるみたいよ」と。巻き上げるてみるといい重みを感じます。かかっていたのは17インチのヒラメでした。今夜のお刺身ゲットです。
その後、今度は本当に竿がぶっ飛んでいくかというほどのアタリが。大慌てで竿をひっつかむとなかなか思い切りよくドラグを鳴らしてラインが出てきます。周りの人も集まってきました。重いです。かなり重い。。。が、走りません。なんだかのっそりと重い感じ、これは。。。
残念、エイでした。足元まで寄ってきたところでハリスを切っていきましたが、なかなかの大物でした。そしてこのエイ、なんと30分ほど後に隣の人の竿にもかかりました。これは無事引き上げられ針を外してからリリースされたのですが、ついでに僕の針も回収してくれました。
この日何よりも嬉しかったのは、ついに初のRed Drumを釣ることができた事です。大きすぎず小さすぎず、18インチほどの良型です。実はこれの前にもう少し大きなやつをかけたのですが、タモ入れ寸前に針を外して逃げられる(しかもまた周りの人が見に集まっていた)という痛恨のエラーを犯してしまっていたのです。ようやく釣り上げました、感激です。
お昼を回るとベイトの群れが盛んに動くようになりました。それを追って時折水面を跳ねているのはBlue Fishのようです。ナブラを追いかけてルアーを投げてみますが完全にスルーされます。そしてそのBlue Fishを追いかけて、King Fish(サワラ)がジャンプする姿も見えました。
今日の一番の大物です。そのKing Fishをお隣さんが見事に仕留めました。ここで良く顔を見かけるベトナム人のグループの一人で、さっきエイから僕の針を取り返してくれた人です。お隣のノースキャロライナ州からもうかれこれ10年以上通っているそうです。
ノースキャロライナにも海はあるのになんで?と聞くと、あっちにはあまり良い釣り場がない、ここはいつ来ても何か必ず釣れる良い釣り場だ、と。確かにここにきて手ぶらで帰ったことは無いような気がします。この堤防、なかなかポテンシャルが高い釣り場のようです。
どんなエサと仕掛けだったか聞いて帰ったことは言うまでもありませんが、帰宅して刺身で晩酌しながら気が付くと、ひとまわり大きなクーラーボックスをamazonで探していたのでした。