8/22/2020 Murrells Inlet Jetty

f:id:yangyang5:20200824100712j:plain

South Jetty, Murrells Inlet SC

先週C君が大物を取り逃がしたのですが、実は僕も先々週、同じ目にあっていたのです。おそらくBull Redと呼ばれる大型のRed Drumだろう、と言われましたが釣りたい。どうしても釣りたい。あとヒラメも食べたい。テレビで見た氷締めというのをやってみたい。

気がつけば今日で5週連続でここに来ています。駐車場から堤防まで砂浜を歩く約2.4キロの道のりも、すっかり慣れてしまいました。朝焼けがきれいです。

 

f:id:yangyang5:20200824100717j:plain

朝いちばんにかかったのはLadyfishです。名前の由来は分かりませんが、白く輝く魚体が美しいです。小骨が多いため食用として持ち帰る人は殆どおらず、切り身にして餌にされることが多いです。

 

f:id:yangyang5:20200824100721j:plain

次は、もはやここの定番となった太刀魚です。浜王のキスグロー28gはヒラメ用にと思って日本から持ってきたのですが、太刀魚にも大好評です。先週の釣行で最後の1個が尻尾を噛み切られてしまったのですが、追加で日本の友人に頼んで送ってもらったものが、ちょうど数日前に届いていたのです。このあとさらに2本の太刀魚を釣り上げたあと、最後は地球を釣り上げようとしてかなわず、この浜王とはお別れとなってしまいました。涙。でもまだあと3個あるのでしばらく大丈夫です。

 

f:id:yangyang5:20200824100732j:plain

同じく送ってもらったDUELのハードコアモンスターショット40gに付け替えて、しばらくすると太刀魚とは違う手応えが。上がってきたのは45cmほどのSpanish Mackerelです。サゴシと同じ魚だと思うのですが、こちらの方が少し身がゆるくて淡泊な気がします。

 

f:id:yangyang5:20200824100726j:plain

と、餌釣り竿の方に反応が来ました。少し待ってから引き上げると待望のヒラメ!だったのですが。。。15インチ(約38センチ)未満はキープできない規則なので、リリースです。あと10センチくらい大きくなって2時間後くらいにまた釣れてくれないでしょうか。

 

f:id:yangyang5:20200824100739j:plain

この日は餌釣りの方にSearobinがやたらとかかってきました。まだ食べたことは無いのですが、ホウボウに似ている魚なので意外と美味かも知れません。こんどいいサイズがきたら持って帰ってみようと思います。

 

f:id:yangyang5:20200824100750j:plain

2匹目のヒラメはややサイズアップ!ですが残念、あと1インチ弱足らずリリースです。

 

f:id:yangyang5:20200824100642j:plain

その直後、こんどはSpotted Seatroutが釣れました。たぶん川で生まれて海に降りてくるやつだと思います。見た感じも淡水魚っぽいですね。食べると海の魚とは思えない、川のトラウトまんまの味がします。

 

f:id:yangyang5:20200824100744j:plain

ちょっと気配がおさまったので昼食にします。おーいお茶はアメリカのamazonで12本入り17ドルくらいで売っています。シリコン製のオニギリラップは日本のダイソーで買って持ってきたのですが、とっても重宝しています。

 

f:id:yangyang5:20200824100803j:plain
f:id:yangyang5:20200824100756j:plain

向こうの方が騒がしくなりました。見ると何やら大物がかかったようです。なんでしょう!?

 

f:id:yangyang5:20200824100812j:plain
f:id:yangyang5:20200824100633j:plain

f:id:yangyang5:20200824100637j:plain

でかいですねー!そして尻尾の長いこと!屈強のアメリカ人青年をもってしても、岩の上に引きずり上げるのがやっとでした。記念写真をバシバシ撮られてすぐにリリースされましたが、反転しそこねて岩の間に挟まって身動き取れなくなってしまい、しばらく心配そうに見守られていました。

 

f:id:yangyang5:20200824100652j:plain

堤防を挟んだ反対側の海面では、小さなウミガメが息継ぎしながら平泳ぎしていました。癒されます。のどかな光景です。

 

f:id:yangyang5:20200824102023j:plain

少し前ですが、ここでウミガメを釣り上げてしまった人がいました。釣り糸に足が絡まってしまい、やむなく引き上げて糸を解いたという事なんですが、とてもかわいかったので頭をなでていると「噛みついたら指、ちぎれるから気を付けて」といわれ慌てて手を引っ込めました。知らなかったです、ウミガメって危ないんですね。

 

f:id:yangyang5:20200824100647j:plain

生き餌が足りなくなると現地調達です。そしてアメリカでは、ベイトを捕るのに投網を使うのが一般的です。Mulletと呼ばれるベイトが岸の近くをよく泳いでいるので、群れを見つけたら、足元を通り過ぎるところを見計らって網を投げます。うまく当たると文字通り一網打尽で、なかなか楽しいです。

 

f:id:yangyang5:20200824100657j:plain

しばらくするとナブラが起き始め、ときおりボイルが出るようになりました。太刀魚の群れがベイトを追い回しているようです。目の前10メートルほどの水面でザザーッ!と音がしてベイトがミルククラウンのように沸き上がり、太刀魚が狂ったように水面を跳ね回っています。まさに沸騰、圧巻です。すごい光景です。それが堤防に沿って先端から浅瀬の方に向かって移動していき、また戻ってきて堤防の先端部を回って今度は反対側へ、というのを2回ほど往復してくれました。水面を太刀魚が三段跳びのように跳ねている姿も見れました。これを見れただけでも、今日ここに来た価値があったというものです。

 

f:id:yangyang5:20200824100707j:plain

このあとはすっかり静かな海に戻り、餌釣りにも反応がなくなってしまったので、日が暮れる前に帰途につきました。帰り道の夕焼けがとても綺麗でした。

 

f:id:yangyang5:20200826033043p:plain