8/22/2020 Murrells Inlet Jetty
先週C君が大物を取り逃がしたのですが、実は僕も先々週、同じ目にあっていたのです。おそらくBull Redと呼ばれる大型のRed Drumだろう、と言われましたが釣りたい。どうしても釣りたい。あとヒラメも食べたい。テレビで見た氷締めというのをやってみたい。
気がつけば今日で5週連続でここに来ています。駐車場から堤防まで砂浜を歩く約2.4キロの道のりも、すっかり慣れてしまいました。朝焼けがきれいです。
朝いちばんにかかったのはLadyfishです。名前の由来は分かりませんが、白く輝く魚体が美しいです。小骨が多いため食用として持ち帰る人は殆どおらず、切り身にして餌にされることが多いです。
次は、もはやここの定番となった太刀魚です。浜王のキスグロー28gはヒラメ用にと思って日本から持ってきたのですが、太刀魚にも大好評です。先週の釣行で最後の1個が尻尾を噛み切られてしまったのですが、追加で日本の友人に頼んで送ってもらったものが、ちょうど数日前に届いていたのです。このあとさらに2本の太刀魚を釣り上げたあと、最後は地球を釣り上げようとしてかなわず、この浜王とはお別れとなってしまいました。涙。でもまだあと3個あるのでしばらく大丈夫です。
同じく送ってもらったDUELのハードコアモンスターショット40gに付け替えて、しばらくすると太刀魚とは違う手応えが。上がってきたのは45cmほどのSpanish Mackerelです。サゴシと同じ魚だと思うのですが、こちらの方が少し身がゆるくて淡泊な気がします。
と、餌釣り竿の方に反応が来ました。少し待ってから引き上げると待望のヒラメ!だったのですが。。。15インチ(約38センチ)未満はキープできない規則なので、リリースです。あと10センチくらい大きくなって2時間後くらいにまた釣れてくれないでしょうか。
この日は餌釣りの方にSearobinがやたらとかかってきました。まだ食べたことは無いのですが、ホウボウに似ている魚なので意外と美味かも知れません。こんどいいサイズがきたら持って帰ってみようと思います。
2匹目のヒラメはややサイズアップ!ですが残念、あと1インチ弱足らずリリースです。
その直後、こんどはSpotted Seatroutが釣れました。たぶん川で生まれて海に降りてくるやつだと思います。見た感じも淡水魚っぽいですね。食べると海の魚とは思えない、川のトラウトまんまの味がします。
ちょっと気配がおさまったので昼食にします。おーいお茶はアメリカのamazonで12本入り17ドルくらいで売っています。シリコン製のオニギリラップは日本のダイソーで買って持ってきたのですが、とっても重宝しています。
向こうの方が騒がしくなりました。見ると何やら大物がかかったようです。なんでしょう!?
でかいですねー!そして尻尾の長いこと!屈強のアメリカ人青年をもってしても、岩の上に引きずり上げるのがやっとでした。記念写真をバシバシ撮られてすぐにリリースされましたが、反転しそこねて岩の間に挟まって身動き取れなくなってしまい、しばらく心配そうに見守られていました。
堤防を挟んだ反対側の海面では、小さなウミガメが息継ぎしながら平泳ぎしていました。癒されます。のどかな光景です。
少し前ですが、ここでウミガメを釣り上げてしまった人がいました。釣り糸に足が絡まってしまい、やむなく引き上げて糸を解いたという事なんですが、とてもかわいかったので頭をなでていると「噛みついたら指、ちぎれるから気を付けて」といわれ慌てて手を引っ込めました。知らなかったです、ウミガメって危ないんですね。
生き餌が足りなくなると現地調達です。そしてアメリカでは、ベイトを捕るのに投網を使うのが一般的です。Mulletと呼ばれるベイトが岸の近くをよく泳いでいるので、群れを見つけたら、足元を通り過ぎるところを見計らって網を投げます。うまく当たると文字通り一網打尽で、なかなか楽しいです。
しばらくするとナブラが起き始め、ときおりボイルが出るようになりました。太刀魚の群れがベイトを追い回しているようです。目の前10メートルほどの水面でザザーッ!と音がしてベイトがミルククラウンのように沸き上がり、太刀魚が狂ったように水面を跳ね回っています。まさに沸騰、圧巻です。すごい光景です。それが堤防に沿って先端から浅瀬の方に向かって移動していき、また戻ってきて堤防の先端部を回って今度は反対側へ、というのを2回ほど往復してくれました。水面を太刀魚が三段跳びのように跳ねている姿も見れました。これを見れただけでも、今日ここに来た価値があったというものです。
このあとはすっかり静かな海に戻り、餌釣りにも反応がなくなってしまったので、日が暮れる前に帰途につきました。帰り道の夕焼けがとても綺麗でした。