1/22/2022 雪山ハイキング in North Carolina

先週末はこの地域一帯で記録的な大雪となりました。自宅周辺はすっかり溶けてしまいましたが、山にはまだまだ残ってそうです。この日の天気予報は無風快晴ということなので、眺望が良いと評判のルートに行ってみることにしました。

 

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自宅を出て3時間、標高およそ1700メートルにある登山口の駐車場に到着したのは8時すこし前でした。路面の凍結が心配で慎重に運転してきたので、日の出にはちょっと間に合わず。すでに先客が5、6台停まってます。

 

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北側斜面にある登り口はすっかり冬景色で、一気にテンションが上がります。今日のルートは緩やかな稜線を歩き、3つある頂上からの眺望を楽しみ、奥に下った先の峠の避難小屋でお昼ごはんを食べて帰ってくる、という往復12マイルの行程です。

 

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杉の木立を抜けると稜線に出ます。積雪は深いところで50センチほどありますが、ルートはほぼ踏み固められており、ときどき風でカラカラと樹氷が落ちる以外に物音はなく、澄んだ冷たい空気が心地いいです。うーん何という贅沢。

 

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100メートルほど登ると最初の頂上 Round Baldに出ました。一面の雲海に朝の光がとても美しいです。あ~、来てよかった。しかも全くの無風。

風が強いと寒さがかなり厳しいそうなので、今日は本当に幸運です。三脚を立てて写真を取りに来ている人も何人かいました。

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2番めの頂上 Jane Baldです。景色はほぼ同じだったので割愛(笑)


山の頂上をPeakとかSummitとかTopとか色々呼ぶようですが、どう使い分けてるのかイマイチよく分かりません。ひとまずBaldとある所はどうやら、木が生えてない、こんもりとした頂上のようです。

日本語にすると「禿頭」…

 

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3番めをスルーして奥の峠に向かいます。ここから先は通る人が少ないようで、先人のつけてくれた足跡をひたすら辿ります。こんなに深い雪の山道を歩くのは初めてで、ふと山岳小説で読んだ「腰までの雪をラッセルしながら…」という文章を思い出し、自分には到底無理!と思いました。

それにしてもなんというか、歩幅がアメリカンサイズなので大股で歩かざるを得ず。穴も深いので一歩ずつヨッコラショと進みます。

 

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思ったよりも時間と体力を使ってしまい、お腹もグウグウとなっているため、予定していた峠まで行くのはあきらめて、一つ手前の避難小屋にゴールを変更しました。さあお昼ごはん!

 

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今日のメニューは、ひじきご飯に湯煎したさんまの缶詰です。

 

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日が高くなり、少し汗ばむようになりました。雲ひとつない良いお天気で、どこを見てもきれいで飽きることがありません。

 

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来るときスルーした3番めの頂上Grassy Ridge Baldは、主ルートから1kmほど横道を歩いた先でした。標高は2000m足らずですが、評判どおり360度の絶景が楽しめました。あとは駐車場まで1時間半ほど戻るだけなので、岩に座ってお茶を飲みゆっくりとしました。

 

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帰り道で気がつくと、いつのまにか左のアイゼンが外れてどっかに行ってしまってたというアクシデントがありましたが、残った右足に頼りながら慎重に下り、なんとか一回滑って尻もちをついただけで済みました。

 

今日は素晴らしい好転に恵まれ、冬の空気と景色を十分に堪能でき大満足です。

 

そし自宅への帰り道、チャイニーズビュッフェでタンパク質とカロリーを十分に補給したあと、フォーチュンクッキーを開けると

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「今月はもっと楽しいことが見つかるでしょう」とのお言葉。

1月も残り8日ですが、どんなことが見つかるか楽しみです。